東京 麻布十番『ALLIE』ランチ

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B フレンチ・ビストロ・ブラッスリー 六本木・麻布・乃木坂

東京 麻布十番にある『ALLIE』にお邪魔しました。

オススメ度:B

訪問日:2021年11月 昼

お店の情報

『ALLIE』は,和の食材を取り入れた繊細で優しい味わいのフランス料理をいただけるお店です.

【ホームページ】

麻布十番にあるフレンチ。和の食材を取り入れた極上のフレンチを大切な方と一緒にお楽しみください。
麻布十番にあるフレンチの名店【ALLIE(アリエ)】は和の食材を取り入れた、極上のフレンチを愉しめるお店です。常時200種以上のワインとともに大切な方との記念日をお過ごしください。麻布十番【ALLIE(アリエ)】で記念日等をとお考えの方、お早めにご予約下さい。美味しいフレンチとワインをご用意して、お待ちしております。

【Instagram】

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外観・内観

麻布十番駅 1番出口から徒歩3分ほどにある『麻布六堂』というビルの4階です.

店内にはカウンター4席,2人用テーブルが5つありました.最大4人の個室も1つあるそうです.

照明は明るめです.

メニュー

ランチ・ディナー共にコースのみです.

「Menu ALLIE」(税込サ別11000円)

「Menu Special」(税込サ別16500円)※ディナーのみ

「Menu Saison」(税込サ別5500円)※火曜〜土曜のランチのみ

ドリンクメニュー

レビュー

この日は「Menu Saison」(税込サ別5500円)でお願いしていました.

内容はアミューズ・ブーシュ,前菜,魚料理,肉料理,デザート,食後のお飲み物と小菓子,です.

この日のコースの内容が記載された紙をいただけます.

料理の提供時に口頭で説明されても途中で「これなんだったっけ?」となることが多いので,個人的には嬉しいポイントです(笑)

アミューズ・ブーシェ

なんとかカボチャの暖かいスープと,北海道産 羊のベーコンと野菜のケーキ

カボチャのスープは,ドロっとしており舌触りはなめらかで,カボチャの甘みを感じられます.

前菜「鰹/マリーゴールド ヘーゼルナッツ」

藁焼きされた宮城県 気仙沼の鰹と,散りばめられたヘーゼルナッツを合わせていただきます.

ケール,金時草,銀杏,茄子などが付いています.

パン

厨房が少し見える席だったのですが,袋に入ったフランスパンを取り出し,カットしてオーブンに入れているところが見えましたので、パンは自家製ではないと思われます.

一緒にオリーブオイルが提供されます.

香り強めのオリーブオイルでした.

パンは無料でお代わりできます(食べ終わりそうなタイミングで声をかけてくださいました)

魚料理「ホウボウ/小松菜 アサリの旨味」

鹿児島のホウボウがバターでムニエルにされています.

料理が提供された時は緑色のソースはかかっておらず,目の前でかけていただきます.

ホウボウは皮はパリッと,身はふっくらです.

バター感はそこまで強くなく重たくはないですが,バターの良い香りがします.

緑色のソースは小松菜で作られたソースで,青臭さは全くありません.

こちらの小松菜は八ヶ岳で農家をされているボブさんが育てられたそうです.

ボブさんは日本の方ですが,ボブ・ディランが好きなためボブと呼ばれているそうです(笑).

肉料理「山梨より オーストリッチ フィレ/山葵」

山梨で育てられたダチョウのフィレとモモです.

手前に写っている2切れがフィレで,奥に写っている1切れがモモです.

“フィレ”は牛・豚・鳥など種類により少し指す部位が異なり,鳥の”フィレ”は”ササミ”を指します.

ダチョウの肉では,フィレは一番柔らかく最上級の部位,モモは少し硬いが旨味が一番強い部位,と言われています.

鶏肉はササミやムネの方がモモよりも硬いので,同じ鳥ですが異なるのが面白いです.

フィレは,見た目は完全な赤身ですが,とても柔らかいです.

フィレには山葵のソースが添えられています.

山葵感は控えめな醤油ベースのソースです.

モモはコンフィされ,カリッと仕上がっています.

”コンフィ”はオイルに食材を浸し低い温度(80℃程度)でじっくり煮る調理法で,元々は冷凍保存技術がなかった時代に肉の保存方法として取り入れられた技法です.

肉は硬く噛み応えがありますが,噛めば噛むほど旨味が出てきます.

モモにはマスタードのソースが添えられています.

付け合わせのジャガイモのピューレは,ジャガイモを燻製してから作られており,燻製の良い香りがします.

人参は,グラッセほどは甘くないですが若干甘かったです.

デザート「小木ビオレー/スフレフロマージュ/アマレット」

無花果は,新潟 佐渡島の小木地区で育てられている”小木ビオレー”という黒無花果です.

小木ビオレーは,フランス原産の糖度の高い黒無花果でViollette de sollies(ヴィオレソリエス)という品種です.

20年ほど前から小木地区で栽培されるようになり,現在は様々なレストランで使われている人気の黒無花果です.

ヴィオレソリエスの特徴は,普通の無花果よりも糖度が高く,味わいも濃厚,また,皮が薄いので皮ごと食べられることです.

普通の無花果が糖度10前後なのに対し、このヴィオレソリエスは糖度が20以上で,完熟のものであれば25を超えるそうです.

そんな小木ビオレーのコンポートです.

かなり甘いものを想像していましたが,そこまで甘く感じませんでした.

スフレフロマージュはふわふわで,チーズ感は濃過ぎず美味しいです.

“フロマージュ”はフランス語で”チーズ”を意味します.

アイスは,アマレットのアイスです.

「アマレット」は杏仁(アンズの種)を主な原料として作られるリキュールです.

アルコールは飛んでいますが,アマレット特有のアーモンドに似た香りをしっかり感じられます.

食後の飲み物/小菓子

食後の飲み物はコーヒー・紅茶・エスプレッソなどから選びます.

小菓子は3種類です.

フィナンシェは,外はサクサクで,バター感が強く美味しいです.

生チョコレートは,甘さは控えめで,生クリーム感が強めです.

カカオ感はほどほどで,苦味は強くありません.

グミみたいなやつ(名前が分かりませんでした…)は木苺で作られており,ネチャネチャした食感で,甘めです.

ドリンクは「お昼のおすすめ」のグラスワインをいただきました.

メニューには「お昼のおすすめ」(税込1430円)と書かれていますが,実際には数種類持ってきていただき選ぶスタイルでした.

白と赤を1杯ずついただきましたが,白は2種類,赤は3種類を持ってきていただきました.

値段は分からなかったのでお会計まで内心ドキドキでしたが,お会計の際のレシートを見て税別1300円と税別1800円と判明しました.

「安心院ワイン アルバリーニョ 2020」(税抜1300円)

『安心院(あじむ)』という大分にあるワイナリーで作られたワインです.

ブドウは自社畑『あじむの丘農園』で育てられた「ALBARINO(アルバリーニョ)」という品種です.

アルバリーニョは,スペイン イベリア半島の北西部を原産とする白ブドウで,スペイン ガリシア地方やポルトガル ミーニョ地方の土着品種です.

近年,日本の新潟や大分でも栽培されるようになっており,和食とも相性が良いと言われて注目されています.

「CHATEAUNEUF DU PAPE(シャトーヌフ・デュ・パプ) 2017」(税抜1800円)

「DMAINE LA BARROCHE(ドメーヌ・ラ・バロッシュ)」という評価の高い生産者によって作られたワインです.

ブドウはグルナッシュをメインに,ムールヴェードル,シラー,サンソー,バガレズで作られています.

コース,グラスワイン2杯でお会計は9800円でした.

サービス料は明記されていませんが,税込価格の10%だと思われます(税抜サ別8100円→税込サ別8910円→税サ込9801円)

全体として,料理はどれも美味しく,和の食材の素材の味を活かしたフレンチをいただけて良いと思います.

ただ,ソースに凝った肉料理などをいただく”the フレンチ”という感じではないので,好みは分かれるかなと思います.

個人的にはそこまで繊細な舌をしていないので,もう少し分かりやすい方が好きだなぁ,と思いました(笑)

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