東京 恵比寿『Lemon』ディナー

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A イタリアン・トラットリア 恵比寿・広尾

東京 恵比寿にある『Lemon』にお邪魔しました。

オススメ度:A

訪問日:2021年12月 夜

お店の情報

『Lemon』は,2021年4月3日にオープンされた紹介制のイタリアンです.

シェフは,東京 広尾にあるサローネグループのイタリアン『IL TEATRINO DA SALONE(イル テアトリーノ ダ サローネ)』でシェフを務められていた”北野 敏庸”さんです. 

北野シェフは,京都にあるイタリアン『RISTORANTE ITALIANO CHIMERA(キメラ)』で2年間修行された後に,サローネグループに入られました.

大阪の『QUINTOCANTO(クイントカント)』でスーシェフを務められ,その後,『イル テアトリーノ ダ サローネ』で3年間ほどシェフを務められていました.

そんな北野シェフと,焼鳥の予約困難店『鳥さわ』のオーナー”中澤 章”さんが,オープンされたお店です.

スーシェフは”山下 威”さんが務められています.

【Lemon Instagram】

https://instagram.com/lemon.ebisu?utm_medium=copy_link

【北野シェフ Instagram】

https://instagram.com/to_shi21?utm_medium=copy_link

外観・内観

お店はJR恵比寿駅 東口から徒歩10分ほどの場所にあります.

お店の入口が通り側ではなく路地側にあるので,Google mapを見ながら行くと入口に辿り着けないので要注意です.

店内には,キッチンを囲むL字カウンターに9席と,4名用の個室1室があります.

メニュー

料理は税込12000円のコースのみです.

ドリンクもメニューはなく,店員さんと相談しながら決めるスタイルです.

レビュー

17:00〜20:00と20:30〜の2部制で,この日は20:30〜の部で伺いました.

時間になるとお店の扉が開き店内へ案内されるので,それまでお店の前で待ちます.

着席してしばらくすると,店員さんからドリンクの注文を訊かれます.

1杯目はビールでお願いしました.

ビールは「サッポロ 黒ラベル」と三重の地ビールがあるとのことで,三重の地ビールにしました.

三重県の『伊勢角屋麦酒』という酒造が造っている「XPA」です.

XPA(エックスピーエー)はExtra Pale Ale(エクストラペールエール)の略で,”特別なペールエール”という由来のまま,一般的なペールエールよりも度数も少し高く,ホップの使用量も多いビールです.

この『伊勢角屋麦酒』の「XPA」は,ビールの苦味は程々ですが,しっかりとした飲み応えで、美味しかったです.

ビールを飲んでいると,料理が到着し始め,いよいよコースが始まります.

料理の説明はカウンター全体に対して同時に行われるスタイルです.

1品目は生ハム/ブッラータ/ミカン.

生ハムは,イタリア パルマ産の20ヶ月熟成された「プロシュート・ディ・パルマ」です.

プロシュート・ディ・パルマは,スペインのハモン・セラーノ,中国の金華火腿と共に”世界3大生ハム”に数えられる生ハムです.

しょっぱ過ぎることはなく,程良い塩味です.

ミカンは愛媛生まれの「紅まどんな」です.

今まで,最近流行りの”ブッラータ×果物”の組み合わせが,あまり好きでなかったのですが,完全に覆されました.

このブッラータ×紅まどんなはとても美味しかったです.

また,プロシュート×ブッラータやプロシュート×紅まどんななどの組み合わせも試みましたが,どの組み合わせも美味し過ぎました.

2杯目はレモンサワーをいただきました.

こだわりのレモンサワーでしたが、どこのレモンだったかは忘れてしまいました(笑)

2品目はレモンのパンナコッタ.

到着時の見た目はレモンです.

レモンの蓋を開けると中には,キャビアの載ったパンナコッタが入っています.

“パンナコッタ”というとデザートのイメージですが,このパンナコッタは甘くありません.

甘くないパンナコッタは初めてでしたが,濃厚な中にレモンの爽やかさもあり美味しかったです.

キャビアも生臭さは全くなく,レモンの風味が上手く合わさっています.

「蓋の部分にレモンの身を残してあるのでお好みで絞ってお召し上がりください」とのことだったので,途中でレモンを絞って食べてみると,さらにさっぱりとした味わいに変わり,飽きることなくいただけました.

3杯目以降は料理に合うワインをお願いすることにしました(ペアリングではないので,自分のペースで注文しました)

そこで3杯目に出てきたのは、「ヴェルメンティーノ」の白ワインでした.

写真を撮り忘れてしまいワインの詳細が分かりませんが,美味しかったです.

3品目はジェノベーゼソースの冷製パスタ.

生雲丹が載っており,麺はフェデリーニです.

“フェデリーニ”は,”カッペリーニ”よりも太く,”スパゲッティ”よりも太い,太さ 1.4〜1.5 mmのパスタを指します.

苦味の全くないまろやかな生雲丹とジェノベーゼが相性抜群です.

量は少なめでしたが,とても美味しかったのでもっと沢山食べたかったです(笑)

4杯目は赤ワイン.

4品目はマグロ頬肉のタルタル.

マグロは銚子漁港で水揚げされたもので,上にはザバイオーネソース・カラスミ・チーズがかかっています.

牛肉のタルタルかと思うほど肉々しいマグロの頬肉で,たっぷりかけられたカラスミやソースと合わせて食べると最高です.

5品目は焼きたてのフォカッチャ.

このフォカッチャは後でおかわりもできます.

フォカッチャ自体にも味がついていますがそこまで濃くないので,料理のソースをつけても美味しくいただけます.

5杯目は白ワイン.

5品目は白子のフリット.

提供される前に店員さんから黒トリュフをかけるかどうか尋ねられます.

黒トリュフはもちろん別料金で,値段はいくらか訊けませんでした(笑)

正直そこまでトリュフが好きという訳ではないのですが,折角なのでかけていただきました.

すると,お皿が到着した瞬間にトリュフの良い香りが立ち込めてきました.

白子は北海道産で,濃厚なカルボナーラソースがかかっています.

白子はプリプリかつトロトロで濃厚ですが,濃厚なカルボナーラソースと喧嘩することなく合わさっています.

6品目は香住蟹の焼リゾット.

香住蟹(かすみがに)は兵庫県 美方郡 香美漁港で水揚げされる紅ズワイガニです.

焼リゾットの上に,蟹身・蟹味噌が載っており,スープがかけられています.

スープは,香住蟹や昆布から3日間かけてとったコンソメのスープです.

旨味が抽出されており,スープだけでも充分に美味しいです.

焼リゾットの米はサフランライスになっています.

その焼リゾットを崩しながら蟹身・蟹味噌・スープを合わせていただくと絶品です.

6杯目は白ワイン.

昆布などによく合う白ワインだそうです.

6品目のスープに昆布の出汁が使われているので、こちらをチョイスしていただきました.

7品目はトトリコ豚のグリル.

トトリコ豚は,鳥取県西部に位置する霊峰 大山(だいせん)の麓にある養豚場で,地元で採れたどんぐりなどがブレンドされた国産飼料を与えられて育てられた黒豚です.

そんなトトリコ豚のグリルに黒ニンニクのソースがかかっています.

甘みのある豚の脂とソースが相性良く合わさっています.

添えられているのはラディッキオです.

ラディッキオは”イタリアンチコリー”としても知られるチコリーの一種です.

苦くスパイシーな味と芯のある硬さが特徴の野菜です.

ほのかな苦味が黒ニンニクのソースと相性良く,芯の硬さは食感を残しつつも柔らかく調理されています.

7杯目は赤ワイン.

続いては8品目はパスタですが,パスタは3種類から選ぶスタイルで,この日は,定番のレモンのソース,オイスターのアーリオオーリオ,猪のラグー,の3種類でした.

パスタの量も,30g/50g/100gから選ぶことができます.

悩みに悩んで,猪のラグーを100gでお願いしました.

たっぷりの猪肉を使ったラグーソースに,「アマゾンカカオ」がかかっています.

アマゾンカカオのおかげもあってか猪肉の臭みは全くない肉々しいソースが,幅広いパスタとよく絡んでいます.

麺は”パッパルデッレ”というイタリア トスカーナ地方でよく用いられる,幅広いパスタです.

幅広いパスタといえばタリアテッレが有名ですが,このパッパルデッレはタリアテッレよりも倍以上幅広いことが多いです.

とても美味しくて100gでもぺろっと食べれてしまいました.

ただ,他の2種類も食べてみたかったです.

他の方の口コミによると,別料金で他の種類もお願いできるそうで,次回伺うときは全種類でお願いしてみようかと思っています(笑)

9品目はデザートです.

デザートは,福岡県『オーム乳業』の新鮮な生クリームを使ったアイスです.

上にピスタチオとレモンがかかっています.

生クリームのアイスと言われて油っぽい重たいものを想像していましたが,意外とあっさりしており,美味しかったです.

連れはドリンク3杯(ワインなし)のみで,お会計は合わせて税込40400円でした.

コース料金は税込12000円/人なので,追加の黒トリュフ2人分とドリンク10杯分(グラスワイン5杯+その他5杯)を合わせて税込16400円です.

黒トリュフの値段が分からないですが,黒トリュフ3000円/人とドリンク1000円/杯ぐらいの計算になるので,決して高くありません.

全体として,料理が美味しいのは勿論ですが,ワインのチョイスも好みで,とても良かったです.

メニューは季節の食材などによって少しずつ変わっていき,期間としては1ヶ月半ぐらい経つとメニューの半数近くが変わっている,という感じだそうです.

実際,他の方の口コミを見ていると,数ヶ月前の口コミではメニューの内容が大きく異なっていました.

勿論お値段は決して安くないですが,今後定期的に伺いたいと感じたお店です.

次回はワインのペアリングをお願いしてみたいと思います.

オープン当初は完全紹介制でしたが,2021年10月11日より紹介以外の予約も可能になりました.

同日のInstagramの投稿では,一般客は月・水・金のみで,その日は山下スーシェフがメインで調理をされる,と記載されています.

LINEアカウントからメッセージで予約できるのですが,そこには”月・水・金のみ予約可能”などとは書かれていないので,もしかすると現在は一般客も全曜日で予約可能なのかもしれません(詳細は不明です)

どちらにせよ,近く年明けにもう1度伺いたいと思います.

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