東京 大門・浜松町にある『MENクライ』にお邪魔しました。
オススメ度:B+
食べログ評価:3.83 ※訪問時点
訪問日:2022年2月 木曜 夜
お店の情報
『MENクライ』は東京 北品川『中華そば 和渦 TOKYO』の2号店です.
2021年2月にオープンされ,「第22回TRY2021-2022」で「新人賞 汁なし部門1位」に選出された話題のお店です.
【Twitter】
外観・内観
JR 浜松町駅 南口,大門駅 B4出口,から徒歩7〜8分程の場所にお店があります.

店先にこだわりが書かれた看板が立てられています.

店内はカウンターのみで10席程あります.
席間にはアクリル板が立てられており,横幅は狭めで少し窮屈です.
メニュー

レビュー
この日は木曜の19時前に伺い,空席がありました.
数日前の19:30過ぎに伺った際には,営業時間内ですが営業を終了されていました.
営業終了時間前に営業を終了される場合もTwitterでの通知はないので,余裕を持って伺うことをお勧めします.
食券制です.
「チャーシュー 味玉 油そば」(税込1200円),「大盛り」(税込100円)を購入しました.
普段初めて伺うお店では,そのお店の定番メニュー(大体は券売機の左上)をいただくことが多いのですが,今回は”汁なし部門”で新人賞を獲得されているお店というのことで,初めての訪問ですが油そばをいただくことにしました.
ちなみに,お店のTwitterアカウントのプロフィールにも「油そばが隠れた名物のお店です」と書かれています.
空いている席に座り,食券を渡します.

お店からのコメントを読みながら待っていると,10分弱で着丼.

油そばなので、まずはしっかり全体を混ぜます.
するとチャーシューの下から、タレのしっかり染みてそうな茶色い麺が出てきます.

前情報で知ってはいましたが、想像以上に太い、平打ちの縮れ麺です.
食感はモチモチです.
このモチモチは,小麦に岩手県産の「もち姫」が使用されているからだそうです.
さらに,北海道産の「春よ恋」と「きたほなみ」もブレンドされており,小麦感が強まっています.
太過ぎてあまり上手く啜れないので,啜った時に香る小麦感はありませんが,逆に,モチモチを噛み締めている間に小麦の風味をしっかり感じることができます.
タレは醤油がガツンと効いた濃いめの味付けです.
タレの醤油には,木桶仕込み・天然醸造・非加熱の生揚げ醤油と有機白醤油が使用されています.
そのおかげか,醤油の香りが良く,どこか上品な感じがあります.

デフォルトでラー油が少し効いており、辛くはないですが、良いアクセントになっています.
麺の表面は油でしっかりコーティングされていますが、それで味が薄くなってしまうことはありません.
むしろ、濃いめのタレが油で丁度良い塩梅に感じました.
ただ単に味の濃さだけで押してくるよくある油そばのタレとは違っていて,美味しいです.
チャーシューは3種類載っています.
薄切りで赤身と脂身が半々ぐらいのバラ(?)、薄切りで赤身中心の肩ロース(?)、細かくカットされた部分、です.
どれも程良く味が染みています.
岩手県産の岩中豚の雌肉のみを使用され,自家製のタレに漬け込まれた後に,吊るし焼きにされているそうです.
ふつうに美味しいですが,個人的には次回からは追加しなくていいかなぁ,という感じでした.

味玉は,割ると中から黄身がトロッと出てくる程の半熟です.
味が染みており,黄身は濃厚です.
一口はそのまま食べ,残りは油そばに混ぜていただきます.
すると,濃厚な黄身が麺に絡まって良い味変になり,最後まで美味しくいただけます.
油そばと一緒にスープも提供されます.
このスープは,メニューにもある”いりこ”を使ったスープだと思いますが,苦味があるぐらいいりこが抽出されています.
美味しいですが,まぁ個人的にはなくても良いかなぁ,という感じでした.
全体として,麺もタレも他店とは違った(特に麺)油そばで美味しいので,オススメです.
また伺って,次回は「油そば」「大盛り」「味玉」をいただきたいと思います.
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