東京 初台にある『キング軒 初台店』にお邪魔しました。
オススメ度:B
訪問日:2021年7月 夜
お店の情報
『キング軒』は広島式汁なし坦々麺のお店です.
広島には『大手町本店』を含む4店舗,東京には5店舗,大阪には1店舗,があります.
今回伺った『初台店』は,東京の5店舗目として2021年4月9日にオープンしたお店です.
『初台店』の営業時間は,平日 11:00〜15:00 17:00〜21:00,土曜 11:00〜21:00,定休日:日曜(祝日は不定期)です.
しかし,訪問時は緊急事態宣言に伴い,閉店時間が20:00となっていました.
【ホームページ】
【Instagram】
外観・内観
初台駅 甲州街道南口から徒歩3〜4分のところにお店があります.

店内はカウンターのみで12席あります.
メニュー

レビュー
店内の券売機で食券を購入してから着席します.
辛さの目安は券売機の上に書かれています.
「2辛」がオススメとのことだったので,「汁なし坦々麺 2辛 並盛」(税込630円)を購入しました.
セルフサービスの水を汲んで待ちます.

5分程で着丼.

麺の上に挽肉とネギがたっぷり載っています.
まずはテーブルの前に貼られている「広島式汁なし坦々麺の通なおいしい食べ方」に従って,しっかり混ぜていきます.

丁寧に混ぜていると,店員さんから「もっとガッツリ混ぜてください」と言われました.
なんでも,グルグル混ぜていると麺のグルテンが溶け出してタレが白っぽくなり,更に混ぜるとタレを全て麺が吸って”汁なし”になるそうです.
ということで,言われるがままグルグル混ぜました.
すると,こんな感じで完全に汁なしになります.

辛さとしびれはそこまで強くなく,辛いもの好きとしては物足りなかったですが,一般的には丁度良いと思います.
辛さの元になる辣油は自家製五香辣油で,味の角を取り辛さを落ち着かせる為に最低1ヶ月半寝かせてから使っているそうです.
しびれの元になる花椒は,使用する分量を当日の朝に挽いて,調合を行っているそうです.
そのおかげか,香りもしっかりしています.
汁なし坦々麺は,辛さとしびれはしっかりしているのにタレはいまいち,という店もしばしばありますが,『キング軒』ではタレにも拘られており美味しいです.
タレには,醤油タレと芝麻醤(チーマージャン)が使われています.
醤油タレは,明治39年創業の『川中醤油』に特注した「キング軒用醤油」だそうです.
芝麻醤(チーマージャン)とは練り胡麻を加工して作るペースト状の調味料のことで,『キング軒』では自家製のものが使われています.
麺は細麺です.
広島の世界遺産「宮島」を望む廿日市の老舗『口位製麺所』の特注麺です.
数種類の性質の違う小麦粉を使うことにより,タレが良く絡み,延びにくく,歯応えがあるようになっているそうです.
たしかに実際,タレの絡みはかなり良く,しっかり歯応えが残っていました.
ネギは風味が良い倉橋産の「宝島ねぎ」が使われています.
挽肉は,甘味や旨味に拘られており,その時でベストな物が使用されているそうです.
麺を食べ終わり,お腹に余裕があったので「坦々ライス」をいただこうと思い,「半ライス」(税込50円)を追加で注文しました.
ミニサイズのお茶碗にこんもり盛られて登場しました.

テーブルの前に貼られている案内に従って,ご飯を入れ,タレをかけて、鷹の爪と山椒を加えます.

酢は個人的にあまり好きでないので,入れませんでした.

しっかり混ぜると,残っていた挽肉・ネギと合わさり美味しくいただけます.
全体として,この内容で税込630円(半ライス +50円)はありだと思います.
なにより,広島式の本格的な汁なし坦々麺を東京でいただけるのは嬉しいです.
次回は3辛か4辛をいただきたいと思います.
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