東京 有楽町にある『TexturA』にお邪魔しました。
オススメ度:A
訪問日:2021年2月 昼
お店の情報
『TexturA』は、『東京チャイニーズ 一凛』『イチリンハナレ』を手掛ける斎藤宏文シェフのお店です。
『東京チャイニーズ 一凛』『イチリンハナレ』は中華ですが、『TexturA』は中華だけでなくスパニッシュ・フレンチを織り交ぜた料理がいただけます。(ホームページには中華・スパニッシュ・フレンチと書かれていますが、メニューには”ESP”と”CHN”の文字しか見当たらなかったので、基本的には中華・スパニッシュだと思われます。)
また、『東京チャイニーズ 一凛』『イチリンハナレ』『TexturA』は斎藤宏文シェフが取締役の一人を務める『株式会社Whaves』に属しており、『株式会社Whaves』には他に7店(全10店)が含まれています。
【ホームページ】

【TexturA Instagram】
【斎藤宏文シェフ Instagram】
外観・内観
丸の内仲通り沿いにある有楽町電気ビルの1階です。

店内は”ハイカジュアルダイニングエリア”と”ハイエンドレストランエリア”に分かれており、注文する内容によってエリアが異なります。
”ハイカジュアルダイニングエリア”の様子

メニュー

※ホームページより引用
店内のメニュー



店先のメニュー

レビュー
この日は「Lunch prefix course」(税別2500円)で予め予約していました。
コースは11:00〜と13:00〜の2部制になっています。
さらに、当日に追加で「黒酢のカツサンド」(税別1500円)もお願いしました。
まずは前菜「ピンチョス15種」が到着。

マッシュルームのソテー・チーズ・蓮根の黒酢和え・クラゲの冷菜・イベリコ豚のパテ・チョリソー・イワシのソテー・ザーサイ・白菜のマリネ・トマトの〜・春菊・レーズン・ミミガー・タロイモの春巻き・よだれ鶏
の15種類でした。
どれも美味しいですが、個人的には「蓮根の黒酢和え」と「タロイモの春巻き」がお気に入りでした。
ちなみに、”ピンチョス”とはスペイン料理において、一口で食べられるサイズの料理を指します。(楊枝に刺してつまむものを指すことが多いですが、今回は楊枝には刺さっていませんでした。)
次に、メインが到着。
「チリンドロン」

“チリンドロン”は、お肉・玉ねぎ・トマト・ピーマンなどの煮込み料理で、スペイン北東部アラゴン地方の領土料理です。
本場ではジビエが使われることもありますが、今回は骨付き鶏もも肉です。
身はとても柔らかくほろほろで、骨から簡単に取ることができます。
味は野菜の旨みを感じることができる優しい味付けで、美味しいです。
「油果蒸鯛魚」

鯛とアボガドの蒸し物です。
「黒酢のカツサンド」が到着。

この日は3人でしたので、3つにカットしていただけました。
カツは分厚いトンカツです。
パンと衣の間にソース・粒マスタード・黒酢が塗られていますが、衣のサクッと感は残っています。

なので、カツサンドを噛むと、パンのふんわりした食感の後に、衣のサクッとした食感がきて、最後に柔らかい豚肉に辿り着きます。
ソースは控えめで、豚の甘みを楽しむことができます。
黒酢はそこまで強く効いている訳ではなく、少し酸味がある程度です。
この酸味のおかげで、カツをさっぱりといただけます。
マスタードもそこまで辛くないので、辛いのが苦手な方でも大丈夫かなと思います。
カツサンドにはタパス4種(ザーサイ・蓮根の黒酢和え・よだれ鶏・サラダ)も付いています。

ちなみに、“タパス”とはスペイン料理において、小皿の料理を指します。(つまり、タパス>ピンチョスです。)
最後に、〆が到着。
「イカの墨煮とバターライス」

勝手に”パエリア”のようなものが出てくると思っていたのですが、完全に見た目は”カレー”でした。
ご飯はバターライスで、バターの香り・コクはありますが、塩気はほとんどありません。
ルーはイカ墨の真っ黒なルーで、味付けは少し濃い目です。
ルーの中には、柔らかく煮込まれたイカが入っています。
そんな少し濃い目のルーをバターライスと一緒に食べると、丁度いいバランスで美味しいです。
「担々麺」

胡麻の旨味を強く感じるまろやかなスープです。
胡麻の甘みもありますが、決して甘い訳ではなく、辛さがしっかりあります。
麺は中細の少し縮れた、中華麺のような麺です。
〆の量は、単品の1人前としては少ないですが、コースの〆だと思えばまぁこんなものかな、というぐらいの量です。
コース全体の分量としては、満腹にはなりませんが、そこまで物足りなさは感じませんでした。
この内容で、税別3000円(2500円+1500円/3)はお得だと思います。
口コミを見ていると、メインの内容は時期によって変わるようなので、また伺いたいと思います。
また、『東京チャイニーズ 一凛』にも近々伺いたいと思っています。
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